何もしないという「選択」

「奥さんが家を出ていってから、あなたは何をしていましたか」「何もしていません。とても気分が悪いのです。家にいてただ座っているだけです。同僚が何人か、心配して訪ねてきて、先生の電話番号を教えてくれたのです。僕は動けないのです。うつ病のことを聞いたことがありますが、どんなものかは知りませんでした。体が麻痺したような感じなのです」その言葉に対しては応答しなかった。なぜなら、彼の気分を良くするためにできることを何も提供できないからである。私は気分についてはあまり話さない。彼はここにいて、話をしている。それは彼に何かをしている。彼が選んだ行動に焦点を合わせる。彼には「選択」と「選択していること」について考えてもらわなければならないからですね。ここはそれを始めるのに良い場所である。「奥さんが家を出てから、あなたは家にいて座ったままで、仕事には行かないという選択をしているわけですね。そう理解してよいですか」「先生は分かっていませんよ。そんな選択なんかしているわけではありません」「あなたは正しい。私は理解していません。あなたが家で座っている選択をしていないと、どうして言えますか。誰かがあなたを家で無理やりに座らせているのですか」

Posted by touristsound in 選択するという事 | Trackback

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